イグザレルトの研修会

イグザレルトの基本的な情報は
添付文書をご参照ください




イグザレルトの合同WEBカンファランスを見てきた。

講師は橋本洋一郎先生

心原性脳塞栓症については最近行った心原性脳塞栓症の研修のまとめに記載した通りだった。

○PT-INRが1.6超えていたら脳塞栓症を発症しても障害が軽く済む可能性がある。

○J ROCKET AF試験 日本人の用量は欧米人が20mg服用するのと日本人が15mg服用するのとで
 CmaxとAUCがほとんど一緒だったためこの用量になっている。
 この試験は二重盲検法かつダブルダミー法という方法で試験を行なっているので
 プラザキサのRELY試験とはやり方が違う。
 ワーファリン使用歴が9割の患者にあった。
 CHADs2スコアは平均3.2くらいの患者が対象だった。
 ワーファリンに比べて60%脳梗塞を減らしたというと
 ものすごい効果のように聞こえるが有意差はなし。

○副作用で鼻出血と歯肉出血が多かったがその他の出血はワーファリンより
 少なかった(少なくとも試験段階では)

○イグザレルトのバイオアベイラビリティはほぼ100%

○2/3が肝臓で代謝され、1/3が腎排泄。

○体重の因子が入っているCockcroftの式で腎機能を計算すること!
 eGFRは体重の因子が入っていない。
 特に小柄で高齢の女性に注意。

○イグザレルトの効果はPTと相関するためPTはチェックしておく。

○定期的に採血すべき項目としてはPTとヘモグロビンと腎機能。

○CCr15mL/min未満の患者は禁忌だが、それ以上なら使える。
 この点はプラザキサより適応範囲が広い。

○1日1回で済むのでプラザキサより良好なコンプライアンスを維持できる可能性がある。

○イグザレルトからワーファリンに切り替えるときは
 PT-INRが治療域に達するまで併用する。

○ワーファリンからイグザレルトに切り替えるときは
 治療域の下限以下であることを確認してから投与開始。

○プラザキサからイグザレルトに切り替えるときは12時間の間隔をあけてから
 イグザレルト開始

○イグザレルトからプラザキサに切り替えるときは24時間の間隔をあけてから
 プラザキサ開始

○内視鏡や手術前の休薬は腎機能正常なら24時間

○のみ忘れた場合1日1回いつでもいいが、夜に飲んだら次の服用までには12時間あける。

○出血時の止血は添付文書通りにFFPで対応。特異的な拮抗薬はない。

○一包化は可能

○粉砕や簡易懸濁は血中濃度が急激に上昇するおそれがあるので推奨しない。

○たとえ急性期に飲み込みが悪い人や経管投与の人に飲ませても
 退院してリハ病棟に入って
 最終的に療養病棟や老健施設に入ると
 コストが高いため継続されない可能性がある。
 →結局粉砕しなければいけないような人にはあまり勧められない。
 飲めない人にはワーファリンでこれからも対応していくことになるのではないか。

以上のような内容
一部メーカーの適正使用ガイドから抜粋

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