非定型抗精神病薬等の作用する受容体比較 制吐薬として使用するコツ

商品名成分名制吐作用を示す受容体との結合能錐体外路
症状
糖尿病は
禁忌
D2
CTZ/末梢
5-HT2
(中枢)
5-HT3
(CTZ・末梢)
H1
(前庭)
M
(末梢)
ルーランペロスピロン

++なし
リスパダールリスペリドン

+++
ジプレキサオランザピン禁忌
セロクエルクエチアピン
禁忌
ノバミンプロクロルペラジン


++++なし
セレネースハロペリドール



++++なし
トラベルミンジフェンヒドラミン
ジプロフィリン




なし
プリンペランメトクロプラミド


+++なし
カイトリルグラニセトロン




なし



悪心にとりあえず対応するコツとして
抗ドパミン薬と抗ヒスタミン薬を組み合わせる。

単剤で複数の悪心のメカニズムに作用する非定型抗精神病薬が
緩和ケアの分野でも使用されている。

従来の抗精神病薬(ノバミン、セレネース)に比べて、
錐体外路症状が少なく複数のメカニズムを持つという点で利点が大きい。

難治性の悪心の場合には最も広範囲の作用機序を有し、
半減期の長いオランザピン(ジプレキサ)が有用だ。

非定型抗精神病薬を使用するときは定形抗精神病薬(ノバミン、セレネース)は中止。
併用する意味は無い。

ジプレキサ(オランザピン)、セロクエル(クエチアピン)は薬を一旦中止しても
よく聞く印象がある。

ジプレキサ(オランザピン)、セロクエル(クエチアピン)は
糖尿病禁忌だが、摂取カロリーが少ない患者には使用出来る場合が多い。

ルーラン(ペロスピロン)、リスパダール(リスペリドン)は
単剤で効果不十分なら
トラベルミンを併用してみるとよい印象がある。
ハロペリドールと同様、悪心への保険適応はないことに留意する。

余宮きのみ,ここが知りたかった緩和ケア,南江堂,2011,pp154-157から引用 一部改変


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