簡易懸濁法でのマグミットとβーラクタム系との配合変化

薬局2010年6月号にハッとさせられる記事があった。

マグミットとβーラクタムを簡易懸濁法で混ぜた場合、
経時的な含量低下だけでなく、
抗菌薬の溶出にも問題がある例があるようだ。

金属イオンとキノロン、テトラサイクリン、セフゾン、ジスロマックなどは注意するが、
普通のβーラクタムはあまり注意をしていなかった。

メイアクト フロモックス サワシリン ファロム ケフラール
左からメイアクト、フロモックス、サワシリン、ケフラール、ファロムを
マグミットと簡易懸濁したときの含量低下を表している。

増田佳織(2010).在宅で抗菌薬を服用する患者に生じやすい問題点 薬局,Vol61,No.7,106より引用



フロモックスは最大でも60%に達しているくらいなので、
マグミットと一緒に懸濁するのはやめといたほうが良いだろうと思う。
メイアクトとファロムも80%程度なので注意が必要。

サワシリンとケフラールはすぐ投与するなら問題ないように見える。

フロモックスは簡易懸濁液がpH3.0と酸性を示すらしい。(薬局,2009,Vol60,No.8,113)

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