降圧利尿剤のイメージ(特徴)

※この記事の内容は間違っている可能性があります。

自分の中での降圧利尿剤(主にチアジド・チアジド類似薬)のイメージまとめ

・チアジド類は少量投与でよい

・チアジド類は一定以上増やしても降圧効果はさほど増強せず、副作用が増える。
 (利尿作用と副作用は用量依存性)

・降圧作用はチアジド系が一番強く、利尿作用はループ利尿薬のほうが強い。
 利尿作用が強いから降圧作用が強いというわけではない。

・チアジド系薬の利尿作用はループ利尿薬の1/5しかない。

・心不全の増悪などで利尿作用を期待するならループ利尿薬が第一選択
 ただしループ利尿薬の慢性投与により効かなくなってきたときに
 チアジド系を投与すると効果があることがある。

・夜に尿量が増えるとトイレに行きたくなって睡眠に影響する可能性があるので、
 基本的に朝食後投与が良い。
 ただし利尿効果は分散投与したほうが期待できる。
 だから尿バルーン(フォーリーカテーテル)入ってる患者だと
 朝夕食後や持続静注などで投与してもいい(?)

・降圧機序ははっきりわかっていないらしいが、
 血管のカテコールアミン感受性を低下させて降圧している可能性がある(???)

・他の降圧薬に比べて安い

・インダパミド、クロルタリドンなどのチアジド類似薬は
 降圧作用、心血管イベント抑制、心不全抑制効果が確実にある。

・チアジド類似薬は少なくとも欧米では心血管イベント抑制や心不全抑制に関して、
 他の降圧薬に負けたことがない。
 逆にチアジド系薬(ヒドロクロロチアジド)は負けたことがある

・チアジド系の薬剤(ヒドロクロロチアジド、トリクロルメチアジド)は
 チアジド類似薬ほどの心血管イベント抑制効果は 望めない可能性がある。
 http://intmed.exblog.jp/8416292/
 ALLHATなどチアジド類似薬のエビデンスをそのままチアジド系利尿薬のエビデンスとして
 考えるのは危険かもしれない。

・配合剤もヒドロクロロチアジドなのであまりよくない・・・かも。

・RAS阻害薬との相性が非常に良い(降圧作用の相乗効果と低カリウム血症予防)。

・チアジド系の副作用は糖代謝、脂質代謝、尿酸排泄に悪影響、低カリウム血症、その他光線過敏など
 短期的に起こる副作用は少ないイメージがある。

・チアジド系はCa排泄阻害するので骨粗鬆症の高齢者に向いているが、
 ループ利尿薬はCa排泄促進するので注意が必要。

・チアジド系薬を重度の腎機能低下患者に用いないほうが良い。
 腎機能低下患者にはループ利尿薬を使用する。

・利尿薬は基本的に腎機能を悪化させる可能性がある。
・抗アルドステロン薬(スピロノラクトン)は心不全患者の予後改善が期待できる。

・スピロノラクトン(アルダクトンA)は利尿作用がチアジド系よりも弱く
 効果発現が遅い(1~2日で効果発現、3~8日で最大)

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