アクレフ口腔粘膜吸収剤について

薬食審・第一部会 アクレフ口腔粘膜吸入剤など7製品を承認
http://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/39450/Default.aspx

上記ニュースのザイザルやネバナックは薬価収載されたが、
アクレフ口腔粘膜吸収剤が収載されなかった。

現在デュロテップMTパッチやフェントステープのレスキューが、
フェンタニル注か他のオピオイドであるオキノームかオプソになるので、
フェンタニル製剤も経口投与できるものが早く欲しい。

口腔粘膜吸収剤と書くとよくわからないが、
海外でactiqとして発売されているものと同じだろう。
http://www.actiq.com/

見た感じフェンタニルの棒付きキャンディ(フェンタニル飴)のような感じだ。
oral transmucosal fentanyl citrateを略してOTFCと呼ぶらしい。

読んでいる本に載っていたので少し転記

OTFCはクエン酸フェンタニルを添加剤とともに圧縮成形した薬物成形部分に
樹脂製の持ち手部分を取り付けたキャンディのような形をした剤形である。

持ち手の棒があるため過量投与となったときは、
すぐに取り出し投与を中止することができる。

米国では200,400,600,800,1200,1600μgの6規格がある。
(日本では800μgまでしか承認をとっていないようだ)

CmaxおよびAUCは用量依存性に増加する。

本剤を投与した場合、25%が頬粘膜から吸収され、
残りの75%は嚥下され消化管からゆっくり吸収され、
そのうち1/3は肝臓や腸で初回通過効果を受けないとされている。
つまり、口腔粘膜で吸収された後、
消化管壁面からゆっくり吸収されて投与された1/4が持続的に全身に供給される。

用法・用量
口腔粘膜投与の仕方は、OTFCを頬粘膜に15分かけて全量を擦りつける。
15分以上かかるとレスキューとしての十分な効果を得られない可能性があるので、
注意が必要。

樋口比登実(2010),難治性疼痛の薬物療法,南山堂,207ppより引用 一部改変



経口投与は便利だが15分は結構長い。
オキノームやオプソのように飲ませて終わりではないようだ。

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