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浸透圧性下剤や膨張性下剤は1日1回投与で良い。

浸透圧性下剤
・塩類下剤:酸化マグネシウム等
・糖類下剤:ラクツロース(モニラック)
・電解質配合剤:ポリエチレングリコール(ニフレック)

膨張性下剤
・食物繊維:オオバコ皮
・カルメロースナトリウム(バルコーゼ)
・ポリカルボフィルカルシウム(コロネル・ポリフル)
・メチルセルロース

膨張性下剤や浸透圧性下剤は、
腸管蠕動運動遅延の病態では十分腸管内で混じるので、
1日1回の投与で十分であり、
分割投与は意味が無いとWaldは唱えている。
効果が出るまで量を調節する方が、
1日1回だからコンプライアンスもいいという。


林 寛之(2010)ステップビヨンドレジデント6 救急で必ず出会う疾患編Part3,羊土社,pp120より引用 一部改変



上記の記載で参考にしている論文はおそらくこれ↓
http://www.amjmed.com/article/S0002-9343(06)00445-1/abstract


3日排便なしの患者さん
1.とりあえずマグミット錠330mg 2錠 2x
2.効かなかったから3錠 3x
3.それでも効かなかったから4錠 2x 
4.それでも効かなかったから6錠 3x

こういう例がたまにあるが、
原則入院患者は一包化で対応している病院だと
3錠 3x→4錠 2xの指示が薬剤師的に超めんどくさいのである。

特に薬カートにセットしてたりすると大変・・・。

マグミット添付文書の用法では

○緩下剤として使用する場合
酸化マグネシウムとして、
通常成人1日2gを食前または食後の3回に分割経口投与するか、
または就寝前に1回投与する



添付文書上は分割投与でも1回投与でもOKになっている。

というわけで最近は1日1回投与で医師に指示をもらうようにしている。
そのほうが下痢したときに
ナース側も一時的な減量や中止の対応しやすいんじゃないだろうか。
薬剤師も指示変更に対応しやすい。

マグミットは溶けやすいから
患者さんが飲みにくくなることもそんなにないだろうと思う。
もしクラビットなど相互作用を起こす薬剤が処方されたときも、
避けやすい。
割といいことが多いと個人的には思ってます。

医師にも知っておいて欲しいというか
医師向けの本にこういうのが書いてあると嬉しいですね。

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