低アルブミン血症があると利尿薬の効果が減弱する。

多くの利尿薬がアルブミンと結合し作用しているが、
尿細管腔に漏出したアルブミンと結合し排泄されるため、
低アルブミン血症を認める場合は通常量では不足となる。

佐藤 英一,配合剤を構成する医薬品のプロファイル-2:利尿薬,薬局 2010 Vol.61 No.12 3469-3473より引用



利尿薬のほとんどは蛋白と結合した状態で存在するため、
糸球体濾過をほとんど受けずに尿細管腔へ分泌され、
尿細管腔側から膜状に存在する各種Naトランスポーターに作用する。


中略

腎機能が低下すると、尿細管分泌機能や腎血流量の低下、
低アルブミン血症により、
利尿薬の腎への輸送量が低下し、利尿効果は減弱する。
そのため腎機能低下時に利尿を得るには、
ループ利尿薬の大量投与が効果的である
(フロセミド内服時では最大量200mg程度)

松永 千春(2010).利尿薬の種類と使い方について教えてください。,平田 純正(編),CKDの治療と薬Q&A,じほう,pp101-103



腎臓まで利尿薬を運んでくれるアルブミンが少なくなると、
利尿薬の効果が減弱するということか。

低アルブミン血症はただでさえ浮腫が出るのに
利尿薬も効きにくくなるとは、やっかいな病態だ。

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