薬剤師の賠償責任を認める判決と薬剤師の給料について

様々なブログで意見が上がっている例の記事

過剰投与死で薬剤師の賠償責任認める 東京地裁
2011.2.10 19:47
 虎の門病院(東京都港区)に肺がんで入院していた都内の私大教授の男性=当時(66)=が
死亡したのは薬を通常量の5倍投与されたのが原因だとして、
遺族が病院などに計約1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10日、東京地裁であった。
浜秀樹裁判長は、「過剰投与と死亡に因果関係が認められる」として、
病院を経営する国家公務員共済組合連合会と投薬を指示した担当医、
調剤した薬剤師3人に計約2400万円の支払いを命じた。

 投薬ミスをめぐり、医師の指示通りに調剤した薬剤師の賠償責任も認定されるのは極めて異例。

 浜裁判長は、薬剤師法が「処方箋(せん)に疑わしい点があるときは、
医師に確かめた後でなければ調剤してはならない」と規定していると指摘。
また、「普段調剤しない医薬品で重大な副作用が生じる可能性もあり、
5倍もの用量であったことを考えれば、用法、用量を確認し、医師に疑問を呈する義務があった」として、
薬剤師らの過失を認めた。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110210/trl11021019480010-n1.htm



実務実習指導薬剤師のビデオ講座で土屋先生が、
「病院の薬局は保険調剤じゃないから薬局じゃなくて調剤所、
だから基本的に誤投与などの責任は問われない」
というような内容のことを言っていたような気がする。
かなりうろ覚えなので間違っている可能性はあるが。

個人的にはもしこのニュース通りに薬剤師が監査を行って、
5倍量の投与が行われたのなら責任を問われるのはおかしくはないと思う。

初めての例なのかもしれないけど、
誤投与の責任を問われるということは「薬剤師が病院に必要とされている」ことの
証明というか裏返しというかなんといえばいいのかうまく表現ができない。

責任あったほうが、やる気が出るしやりがいに繋がる。


ちょっと考えが変わったので新しい記事に書いています。

そしていつも気になっていたのが病院薬剤師の給料。

ドラッグストアや調剤薬局に比べて通常は低いように見える。
給料の多さは
ドラッグストア≧調剤薬局>病院
くらいだろうか。

病院薬剤師ってドラッグストアや調剤薬局と違ってハイリスクな部分が多い。
普通の注射を扱うだけじゃなく
注射用抗癌剤の混注(それによる抗癌剤暴露リスク)と当直が相当なリスクがあるように思えるが・・・。

私はそっちには消極的なのと地域性や病院の規模もあって、
化学療法も当直もしていない。

化学療法の混注とか当直もして給料が調剤薬局と同程度だったら、
やっぱり不自然に感じる。

それでも続けている人はものすごくやりがいがあるんだろうなぁと思います。

薬の効果を目で追えることは薬剤師にとってものすごくやりがいを感じる瞬間じゃないかな。

毎日バタバタ仕事しているけど、
他の業種(非医療職)じゃできない体験をしているっていうのを実感できるのが
自分は病院薬剤師の好きなところです。

調剤薬局やドラッグストアの薬剤師に比べて病院薬剤師が偉いとかそういう意味は
全然ないので誤解のないようにお願いします。
各々の職場には役割があって
現場の薬剤師はそこでやるべきことを頑張っていると思っています。

最近忙しいのと若干気分が落ち込んでいるので、
ブログ更新頻度が下がりそう。

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