うつを治す方法(原則+個人的見解)

うつ病にかかって10年くらい経つので、
うつについて勉強したことや体験談をまとめておきます。

私はうつが治った(寛解した)というところまではいっていないので、
信憑性にかけるかもしれませんが
普通に社会生活(学校・仕事)を送れるようになりました。



まずうつ病やうつ状態に対して一般的に効果があると言われている原則

○休む(仕事や学校など)
これが一番難しい。
私はやっていません。

○薬物療法(主に抗うつ薬)
原因の治療にはなっていないから私は薬「だけ」でうつが治るとは思えないが、
薬を他の治療と組み合わせることによって寛解に近づくことができる。
まず気持ちの底上げをしないと、他の治療をする気力がでない。

薬だけでうつは治らないが、
薬がないとうつはものすごく治りにくいと思う。
大きな力になってくれるのは確かだと感じています。

抗うつ薬は種類がものすごく多くて、
どの薬が効くかは人によって違う。
効くかどうか判断するのに2ヶ月~3ヶ月かかるので
薬の選択はある程度長い期間かかると思っておいたほうがいいかもしれません。

抗うつ薬の効果があまり感じられなくて苦しんでいるときは
とりあえずデパスやレキソタンなどの抗不安薬で凌ぐしかない。

そして後のほうにも書きますが、
自己判断での調節は絶対しないことが大切。

自分はいろんな薬を飲みましたが、
一番効いたのはノリトレンという三環系抗うつ薬でした。
ただ、効く薬は人によって違います

○薬物療法(抗うつ薬・気分安定化薬)を自己判断で調節しない。
抗うつ薬や気分安定化薬(デパケンやリーマスなど)は
必ず医師と相談して増減を決めるのが最良の方法です。
自己判断の調節は行っていると薬物治療を困難にするし、
本当に痛い目に会います。
抗不安薬(デパスやレキソタンなど)は調節しても大丈夫だと思います。

○認知療法(認知行動療法)
これは薬と組み合わせることによってかなりの改善が得られると感じています。
「認知の歪み」の修正という原因治療に近いことができる。
個人的にはうつの治療に絶対必要だと思います。
ネットで調べたり本でも学べる。
「自分の感情(思ったこと)が真実ではない」ことに気づくトレーニング。

○運動する
本格的な運動じゃなくてもウォーキング(散歩)などは、
確実にいい効果をもたらします。
科学的に証明されています。

内科開業医のお勉強日記:運動の精神・心理的側面への影響
http://intmed.exblog.jp/459094/

うつなときは本当に面倒だから、
無理せず出来る範囲でやるのが一番じゃないかと思う。
私は全然やっていない・・・。

○人(家族含む)と話す
いろんな本を読んだり、講演などでも言われていました。
うつになると引きこもりがちだけど、
人とのコミュニケーションは大切。

○お酒を(あまり)飲まない
これも本やネットなどでよく言われている。
私も元々お酒が好きじゃないのもあるけど控えています。

○インターネットをやりすぎない
ネット依存とうつの関係があるようで、何度か論文がでています。

インターネット依存の高校生では抑うつリスク高い
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtnews/2011/M44080253/

ネットばかりしていても精神的にいいことはないと思う。
私は完全にネット依存ですが・・・。
絶対ダメだと思うのはうつの人がネットゲーム(特にMMORPG)をすること。
嫌なことを忘れて没頭できるのでついつい依存しがちになるけど、
MMORPGは悪影響しかないと思う。

○規則正しい生活を送る(夜更かししない)
うつに睡眠障害(不眠)はつきものなので、
結構自分も不眠で苦しい思いをしましたが、
夕方に抗うつ薬の服用や睡眠薬の調節で、
規則正しい生活を送ることが大切です。

ここまでが一般的にいいと言われていること。
これから個人的な意見になります。

○医師に頼り過ぎない(依存しすぎない)
医師は相談相手ではなく、
薬を選んで処方してくれる存在として考えることが大切。
定期的な受診は絶対必要だけど、
医師がなんでも解決してくれるわけではない。
医師に依存するくらいなら、
認知行動療法の勉強でもしていたほうがいいと思う。

○ギャンブル、株、FXなどを絶対しない
ギャンブル系のことをすると滅茶苦茶精神的に荒らされます。
そして絶対負ける。
ネットオークションとかもやりすぎないほうがいいと思います。

○抑うつ感の波(大きな落ち込み)が来ているときには
抗不安薬で凌ぐ

抗うつ薬を飲んでいても、
時折襲ってくる理由のない不安や落ち込み、変に自分を責める考えは
抗不安薬を服用して押さえ込んだほうが楽。
制限して飲まないより飲んだほうがいいと思う。

抗不安薬を飲むことによって冷静な考えに戻って、
「今の落ち込みは病気のせいだったんだ」と気づくことも多々ある。

過剰服用(オーバードーズ)はいけませんが、
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬は非常に安全な薬なので、
ある程度(1回分で効かなかったらもう1回分とか)飲んでも副作用は少ない。
あの「大きな波」は本当に辛いのでそれを凌ぐためなら、
そのくらいの服用は許されると思う。
薬剤師がこんなこというのはおかしいと思いますが辛いものは辛い。
逆に睡眠薬を多めに飲んでも不安の緩和に繋がらないことがあるので、
やめておいたほうがいい。

抗不安薬の副作用でふらついたり眠くなったりするけど、
起きていて自分を責めるくらいだったら寝たほうがいい。
いわゆる「寝逃げ」

○焦らない
ある程度罹病期間が長くなってくるとわかりますが、
焦ってもしょうがない。
病気になったときは病気のことばかり考えて落ち込みのスパイラルになりますが、
病気のことばっかり考えないで今やりたいことを考えるほうがいい。

私はもう病気なのか自分の性格なのかわからなってきましたが、
「どっちでもいいや」と思っています。

病気のことばかり考えていて病気が治るんだったら考えたほうがいいんですが、
そうではないと思います。
それなら自分の好きなことを考えていたほうがいい。



今思いつくのはこのくらいです。

私自身やっていないこともあったりして治っていないのですが、
うつの真っ只中にいるときは
「うつのせいでもう人生終わった」と思っていました。

自分にあう抗うつ薬が見つかったのと認知行動療法を知ったのがきっかけて
なんとか普通に社会生活を送れるようになりました。

うつに対して「魔法の薬」「魔法の治療」というのはありません。
地道に時間をかけるしかないと思っています。

私はうつになったばかりの頃、
「明日の朝起きたらこの嫌な気分がすっかりなくなっているといいなぁ」
と思って毎日寝ていましたがそんなことは1度もなかったです。
一気によくなる治療法はないと思います。

最後にオススメの本を紹介しておきます。
下園壮太,うつからの脱出 プチ認知療法で「自信回復作戦」
(アフィリエイトを避けてGoogle検索です。)

この下園壮太という著者の方が今まで読んだ本の中で
一番いいと感じました。

この方の本なら他の本も役に立つと思います。

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