苛立ちのブーメラン効果

メトグルコの適正使用情報が出たりしている。

メーカー(MRさん)にとっては安い薬の宣伝や注意をしても儲からないので
新薬の宣伝に集中するのはわかるが
疑義照会や持ち込みの処方変更のほとんどが
従来の安全性情報の内容である。

どうしても医薬品投与の指標としてみやすい腎機能を見てしまうので
それに関することが多くなってしまうが、

アロプリノールの腎障害例への1日200mg投与
H2ブロッカー(主にファモチジン)の腎障害例への最大量投与
チアジド、チアジド類似薬の重篤な腎障害例への投与
(これは参考となる文献が見つけられないが不適切だと思う)
ピオグリタゾンによる心不全
シロスタゾールによる頻脈、心不全

などなど。
普段よく使う薬のことが多い。
特にアロプリノールは
腎機能悪化→尿酸値上昇→アロプリノール投与→時間経過で腎機能悪化→
尿酸値上昇→アロプリノール増量
(アロプリノールが腎機能を悪化させるという意味ではない)
というよくないスパイラルに陥って処方されているような気がする。

逆に
「こんなに腎機能悪いのに連日この薬を最大量飲んで大丈夫なんだ・・・」
と変な感心をしてしまうこともあったりする。

製薬会社は以前のこともちゃんと医師に情報提供を継続しておこなって欲しいと
イライラするときがある。

しかし自分の地域ではアロプリノールはほとんど先発じゃなくてジェネリックで
処方されていることが多いから
まともな情報提供ができるかどうかも疑問だが。

自分にできることを考えたときに
院内の医師には毎回ちゃんと疑義照会、
紹介元の医師への返書に適切な量に変更したことについて書いてもらう。
さらに薬剤師からの情報提供書などがあれば尚いいのかもしれない。

そしてふと気づくと「プレアボイド」を全く報告していないことに気づいた。
文句をいう前にできることをちゃんとしないとダメだった。

ちょっと本筋とは離れるが
湿潤療法の夏井Drが
ゲーベンやその他の傷によくない軟膏で
傷や熱傷が深くなった症例をどんどん副作用報告で挙げていけば
適切な治療が広がる一助になるんじゃないかということをHPに書いていた気がする。

日常業務でアップアップだけど、
不満や文句ばかり考える前に
ちゃんとやるべきこと、できることができているかどうか考えないとな。

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