ステロイドなど外用薬の混合の可否

外用薬の混合調整について知らないことが多いのでまとめ

江藤 隆史(2009.9)日本薬剤師会雑誌、61(9)1121-1123

油脂性

水溶性

O/W型

W/O型

ゲル

油脂性

×

×

×

水溶性

×

×

×

O/W型

×

×

×

W/O型

×

×

×

ゲル

×

×

×

×

×

ステロイドなど油脂性の軟膏と、
アトピー性皮膚炎で用いられることの多い保湿剤(ザーネ、ユベラ、レスタミン) など
O/W型の乳剤性基剤を混合した場合
ステロイドの皮膚からの透過性は半減し、効果も半減する可能性がある。

さらにこの組み合わせでは、
水の層が分離していて、細菌汚染されやすくなる。
以上の2点から油脂性基剤のステロイド軟膏とO/W型の混合調整は避けるべきである。
ただし重ねて塗るか、使用時に手のひらの上で混合する分には問題がない。

O/W型の製剤は多く、
パスタロンソフト、ヒルドイドソフト、ネリゾナユニバーサルクリーム、メサデルムクリームの
4つはW/O型であるが、 それ以外のクリーム状の外用薬はほぼ全てO/Wと考えて良い。



ものすごく基本なのかもしれないが
外用剤の混合に関する知識があまり無かったのでこの論文はすごくありがたい。

油脂性基剤と混ぜて問題ないのは4つしかないわけだな。
他は基本的に混ぜないほうがいいのか。
塗るときに手のひらで混ぜてもらうのが薬剤師的には楽だし、
細菌汚染の危険性も減って、より安全になるので積極的に推し進めたいところではある。
混ぜる薬の量や割合は目分量になってしまうけど・・・。

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