ステロイド外用薬は薄めても効果は変わらない?

前回の記事に引き続き
江藤 隆史(2009.9)日本薬剤師会雑誌、61(9)1121-1123 より引用 一部改変

アンテベート軟膏、リンデロンDP、リンデロンVをワセリンで希釈した場合の
血管反応を見たデータ↓
ステロイド希釈時の血管収縮反応陽性率

リンデロンDPは4倍でもほとんど変化がなく、
リンデロンDPに至っては16倍の希釈でも効果の減弱を認めない。

これより、副作用を軽減するという意味でのステロイドの希釈は
危険な考えかもしれない。
そもそも希釈の理論が正しければストロンゲストクラス1つあれば
希釈によって全てのランクのステロイド外用剤を調整できることになるが、
そういう考え方の皮膚科医は一人もいない。



ステロイドを希釈して作用がどれほど弱まるかという
個人的に疑問に思っていたことに明確な答えをくれた。

リンデロンDPは血管収縮反応をステロイドの効果と見れば、
16分の1の量でいいというのは驚愕。

それほど低い濃度でいいなら今の製剤の濃度はどうやって決まったんだろう・・・。

ただ、クリームは軟膏に比べると希釈により作用が弱まっている。

外用剤、特に軟膏は薄めたから作用が弱まると考えるのは、
やめておいたほうがよさそうだ。

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