ブドウ糖加リンゲル液(ラクテックDなど)の水分はどのように分布するか

※この記事の内容は自分の考えを記載しており
間違っているかもしれません!


ラクテックD、ヴィーンD、ソルラクトD、ソルアセトDなどのブドウ糖が入っている
乳酸・酢酸リンゲル液は投与したとき
水分がどのように分布するか。

間違っているかもしれないが
自分なりにわかった気がしたので記事にしておく。

体液の模式図


まず血液にラクテックDを投与したとすると、
ブドウ糖はすぐに分解され、張度を形成しない。

しかしリンゲル液の電解質成分は張度を保つため、
結局血管内に入った後の浸透圧は等張液(普通のラクテック)と同じになり、
細胞外液の部分のみに分布する。

最終的にラクテックDを投与してもラクテックを投与したのと
同じ分布になるんじゃないだろうか。
500mL投与したとしたら血管内には125mLで残りが間質液。

細胞外液に似た組成の輸液(リンゲル液)は晶質液といわれて
細胞外液の張度を保つ。
そのため細胞内液と細胞外液の浸透圧差が生じず、
細胞内液には水分が分布しにくい。

細胞外液の中の間質液と血液の張度はほぼ同じであり
それはNaが自由に行き来できるからである。
血管内に血液を引き込んでいる浸透圧は
血管外に移行できないアルブミンによる膠質浸透圧である

最近まで細胞外液というとまず血液を想像してしまって張度と膠質浸透圧が
ごっちゃになってしまっていた。

実際には細胞外液といえば間質液のほうが量が多い。

あと、一般的な浮腫を見ると「水が溜まっている」と思いがちだが、
浮腫の原因は主に間質液であり、細胞外液である。

細胞外液だから「水」ではなくて「塩水が溜まっている」と
考えたほうがいいようだ。

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