点滴のモリヘパミン、アミノレバンは漫然と続けない

(アミノレバン、モリヘパミン)どちらの製剤も末梢からの投与中には
BCAAによる糖代謝改善、
インスリン分泌刺激作用にを有するアミノ酸
(アルギニン、リジン、フェニルアラニン)の作用などと
あいまって肝不全患者では低血糖をきたす可能性があるので、
5%濃度以上の糖質液の投与を併用するよう注意する。

また、これらの製剤では肝性脳症の改善のみならず、
エネルギー源の補充、筋タンパクの合成促進と分解抑制、
肝のタンパク質合成促進効果なども得られる。

しかし、本質的には肝性脳症の改善を図る目的の
BCAA優位のインバランスな製剤であり、
低タンパク栄養状態を改善する目的で
栄養輸液として長期間継続的に投与すると、
含硫アミノ酸の異常低下などのアミノ酸欠乏症を起こす可能性がある。

したがって、肝性昏睡から覚醒したらすみやかに、
頚静脈投与から経口的にBCAAを補充
(肝不全用経腸栄養剤、BCAA顆粒製剤)する方法に変更すべきである。

大浜 修,タンパク質とアミノ酸製剤,
薬局 2012 Vol63 No.8(7月号),2684-2693から引用 一部改変



いいのかどうかいまいち判断がつかずに
漫然と投与を続けている例も
あったような気がするのでこれからは気をつけよう。

↓医薬品・薬剤師に関するブログランキングです。クリックしていただけるとやる気が出ます。
にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ
人気ブログランキングへ

関連記事

テーマ : 薬・医者・病院等
ジャンル : 心と身体

tag : 輸液 薬の豆知識

コメント

非公開コメント

カウンタ
プロフィール

テツ

Author:テツ
僻地の小規模病院の薬剤師です。


ブログ引っ越ししました。
https://bipop.net/

全記事(数)表示
全タイトルを表示
人気記事ランキング
最新記事
カテゴリ
RSSリンクの表示
月別アーカイブ
タグ

日記・雑記 薬の豆知識 レビュー ジェネリック医薬品 薬の要点 薬の比較 便利 緩和ケア 気になる記事 降圧薬 腎機能と薬物治療 薬価 抗菌薬 利尿薬 鎮痛薬 雑誌「薬局」 漫画 アンケート 医療用麻薬 ジェネリック医薬品メーカー 調剤 日病薬誌 薬物動態 インターネット 音楽 ステロイド 抗うつ薬 エクセル 脳梗塞治療 喘息・COPD 薬の感想 薬剤管理指導 android 輸液 糖質制限 ハイリスク薬 抗不安薬 糖尿病 ローカルドラッグ 腎機能 ACCESS 新薬 医療安全 お得 簡易懸濁法 医薬品の価格 抗血小板薬・抗凝固薬 ワクチン 院内感染対策 薬の管理 育児 ゲーム 配合変化 点眼薬 名前の由来  病院機能評価 

最新コメント
*iphone アプリ 開発
*太陽光発電 ブログパーツ by Google Fan