中小病院の薬局が病院機能評価に受かるには

とにかく面倒な病院機能評価

ただでさえ日常業務で忙しいのに
なるべく少ない労働力で薬局(薬剤部門)が受かればいいという意識低い人向け

サーベイヤーにけちょんけちょんにされても
評価後の院内反省会で吊るしあげられてもとにかく合格できればいいやという人が対象

内容が間違っていても責任は負いません。

病院機能評価3rd ver1.0の時点での記録

手術部門と抗癌剤ミキシングはやってないので取り扱いません。

まともに業務やっている病院薬剤師は胸糞悪くなると思うのでこれ以降読まないでください。

大前提
マニュアルと記録は必須。
病院機能評価は「機能」の評価だから
記録がない、マニュアルがないというのは「機能がない」という名目で
落とす基準にできる。

しかしマニュアルがあったり記録が1件でもあると
おそらくC判定にはならないんじゃないかと思う。
その記録の質を判断する基準がないから。

1件というのは月1件じゃなくて直近の1年で1件。
医療機能評価機構は「何件以上ないといけない」という基準を持っていない。
まずその根拠がない。
1件じゃだめで100件だとOKとかいう基準や根拠がない。
もし現在あったり今後設定されたら解説集というアンチョコ本に書かれていないとおかしい。

その記録内容もよっぽどトンデモじゃない限り大丈夫。

病院機能評価は「機能」の評価であって「質」の評価ではない。
サーベイヤーや医療機能評価機構は薬剤師の記録の質が落とす基準にあるかどうか
判断する基準をもっていない。
薬剤師のサーベイヤー来ないし。
来るのは医師と看護師と事務です。
内容が項目の内容っぽかったらいいんです。

最初に

まず病院機能評価の対策本みたいなのがあるのでそれを読みまくる
「病院機能評価 機能種別版評価項目<3rdG:Ver.1.1> 解説集」 みたいなやつ

書いている内容はとりあえずの体裁がないとダメなので1件でいいので実績作るか
1件でいいから検討して議事録つくっとく。

「昨日から始めました」でも通るので実績作りが面倒なやつはそれでも可

基本的なこととして
紙データは閲覧しやすいので結構見られやすいかも
パソコンで電子的に保存されている薬歴や指導記録はあんまり見られない
(まず、サーベイヤーの時間がタイト過ぎて見る時間がない)

マニュアル
これは項目を網羅する必要はある。
ないと落とされる可能性あるので。

だけと特別に細かく作る必要はない。
医薬品安全管理の業務手順書は必ずあるはずだから
それをちょっと機能評価の項目用に書き直すくらいかな。
マニュアルは定期更新されていないといけない。
ただしその更新頻度も基準がないので5年とかでも落ちないと思う。
うちは2年にしているけど特に根拠なし。

薬剤の安全対策

重複投与、相互作用、アレルギーのリスク回避

電子カルテ上で表示されるようにするのが一番いいでしょう
プラス処方箋にもアレルギーが載るようであればなお良い。

紙カルテでもわかりやすいところにアレルギー表示があればいいんじゃないかな。

疑義照会記録はないことはないでしょう。
1件あれば大丈夫だけどサーベイヤーは疑義照会記録をそこまで重要視してこない。

麻薬毒薬向精神薬
保健所や厚生局の監査に通るような状況であれば大丈夫。
ただし鍵の管理は非常に重要。
薬局は管理者が、病棟は看護リーダーが必ず携帯していないと落ちます。
鍵の管理はマニュアルにも書いておいたほうがよい。

ハイリスク薬
注意点や管理方法の一覧は作っていたほうがよい。やっている体裁をつくれる。
注射のカリウム剤、インスリン製剤、毒薬の筋弛緩薬は結構がっちり管理しておいたほうがよい。

ハイリスク薬一覧があれば落としてこないが、
薬剤師以外でもわかるように表示しているといいかも。
ただ、病棟定数や薬局内でもハイリスク薬はわかるように表示していると
サーベイヤーも評価しやすいだろう。

取り違え防止
具体的に何をすればいいかは基準がないので
電カルの表示や警告、や現場での表示の工夫でいけるでしょう。

解説集には「~~~が望まれる」という形で載っているので
参考にして1種類か2種類の対策をやればいいかと。

病棟在庫、救急カート
現時点では数や期限のチェックを薬剤師がやっていなくても通ります。(看護師がやるとか)
ただしサーベイヤーには必ず何か言われる。
救急カートはさすがに薬剤師がやるのが一番いいですね。

抗菌薬適正使用
抗菌薬使用のフィードバックや採用・採用削除は
院内感染対策委員会や薬事委員会(医薬品安全管理委員会)で検討して議事録を残すことは必要だと思う。

指針の整備と分離菌感受性パターンは検査科に1年分の記録まとめたやつもらって
指針に入れ込めば大丈夫。
感受性パターンは保健所監査でも必須になっているしどこでもやってるよね。

抗菌薬届出制はとりあえず形と1件以上の実績があれば大丈夫。
院内感染対策委員会で検討して議事録残っているとさらに盤石。

適正使用しているかどうかはモデルカルテを選ぶときに変なカルテを
選ばないことでしょう。

服薬指導
1件でもやってたら良い。

薬歴
そんなに深く聞かれないが、聞かれたときには
モデルになるような記録があればいいかも。
パソコン管理だとほとんど見ない。

処方箋発行から調剤監査の流れ
処方箋発行→処方監査(薬歴確認)→調剤→調剤監査
これを普通にテンポよく説明できれば大丈夫。

注射薬の調剤
1施用ごとで行う。(項目にも載っているよね)

注射の配合変化表
薬剤師が注射の混合を行っていない施設なら
看護師への支援という名目上必ず必要でしょう。
医薬品集の付録でつけとけばいいんじゃないかな

持参薬管理
これもそこまで深く聞かれないが、
中小病院だったら入院数が多くないから何らかの関与はしますよね
それでいいかと。
全く関与してないとC判定かもしれない。

DIの周知
院内ネットで掲示したり回覧していたらOK
院内ネットがなければ各部署の掲示板に貼ればいいのかな。

新規採用の検討
薬審やってるからその議事録でOK

医薬品集
これはその施設でもともと作っているだろうから大丈夫

最後に
最初にマニュアルは必要だと書いたが
マニュアル作っててもサーベイヤーは時間がないのでほとんど見ないで
質問してくることが多い。

やってますといえば大体通る
(基本的には現場でなんやかんや言われるが
落としにかかってはこない)

それでも何かまずい時に頼りになるのがマニュアルなのかなと思う。

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