ラシックス(フロセミド)は複数回投与が良い(?)(2012/1/17更新)

2012/1/17
タイトル訂正
「持続投与が良い」という文字を消しました。
複数回投与が良いの後にはてなマークを加えました。

DOSE試験という試験で間欠投与と持続投与で効果に差はないという結果だったようなので、
遅くなりましたが訂正です。
急性心不全における利尿薬フロセミド静脈投与の意義
http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/doctoreye/dr110303.html

この試験のボーラス投与法は間欠投与で12時間ごとなので
「複数回投与が良い」ははてなマークをつけて残しておきます。




以下2010/2/20記載

以前フロセミドの投与法の記事を書いたが、
気になる記述が他の本にあったので引用

フロセミドは効果発現が速いが効果持続時間が短い(6~8時間)ため、
効果減弱後のNa再吸収が亢進し、1日の正味のNa排泄が期待できない。
よって1日に複数回の投与が適切である。
また、フロセミドは腸管吸収率に個人差が強く(10~100%)、
安定した効果が得られにくい。

深川 雅史, 安田 隆, 吉田 裕明(2005)レジデントのための腎疾患診療マニュアル 医学書院 109pp




錠剤内服の最高血中濃度は1~2時間後
半減期20分(0.35時間)
ラシックス錠添付文書とポケット医薬品集2008


また

フロセミドは静注時、効果は数分で現れ、3時間続く。
ポケット医薬品集2008


という記述もあるので注射なら持続投与やのほうがNa排泄効果が期待できそう。

内服なら複数回投与または持続性のオイテンシンが効果を期待できるけど、
吸収量の問題は解決できないな。

アゾセミド(ダイアート)が持続性なので、
バイオアベイラビリティが知りたいところだけど、
IF読んでもバイオアベイラビリティの項目に静注との比率が載っておらず、
わからなかった・・・。

2012/9/8追記
アゾセミドのバイオアベイラビリティは10%かな
http://www.nature.com/clpt/journal/v34/n4/abs/clpt1983197a.html?free=2

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