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任意の量のオピオイドを換算するエクセルファイル

以前の記事で作成したオピオイド換算表は、
決まった値しか表示していなかったので、
任意の量を換算するエクセルファイルを作成。

Googleスプレッドシート版
エクセル形式でダウンロードできます。

黄色のところに各オピオイドの量を入れると換算できます。
トラマールは最大300~400mgなので注意が必要。
オキファスト注は聖隷三方原病院の表を参考にして
モルヒネ注と1:1になるようにしています。

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tag : 医療用麻薬 緩和ケア 鎮痛薬

オピオイド換算表(エクセル形式)(2012/11/12更新)

オピオイドローテーションのときに換算をとっさに聞かれると結構テンパるので、
表を作成。 
聖隷三方原病院のサイトの表を参考にしました。

オピオイドローテーション時の注意事項は
癌疼痛の薬物療法に関するガイドライン
http://www.jspm.ne.jp/guidelines/pain/2010/chapter02/02_04_01_04.php#s01
※特に不完全な交差耐性のところが参考になります。
また変更後の観察と調整が大切なようです。

OPTIMの記事
http://gankanwa.jp/tools/step/skill/pain/opioid.html
※1日で全部置き換えないで30%~50%ずつ徐々に置き換える。

トラマドール経口、注射、ワンデュロパッチ、フェントステープ、オキファスト注(2012/11/12追加)もいれています。
※オキファスト注は聖隷三方原病院の表に従って
 モルヒネ注と1:1の換算にしています。


エクセル形式の表はこちら
エクセル形式(xlsx)でダウンロードできます
左上のファイル→形式を指定してダウンロード→Excelを選択

古いエクセル形式(xls形式)はこちらからダウンロードできます

任意の量のオピオイドの換算を行いたい場合は新しい記事を御覧ください。

経口トラマール(mg/日)150300







経口モルヒネ(mg/日)30601201802403003605407201080
オキシコンチン(mg/日)204080120160200240360480720
モルヒネ坐薬(mg/日)204080120160200240360480720
経皮ヂュロテップMTパッチ(mg/3日)2.14.28.412.616.82125.237.850.4×
フェントステープ(mg/日)1246810121824×
ワンデュロパッチ(mg/日)0.841.73.456.78.4101520×
静注
皮下注
モルヒネ注(mg/日)15306090120150180270360540
フェンタニル注(mg/日)0.30.61.21.82.433.65.47.210.8
オキファスト注(mg/日)15306090120150180270360540
トラマール注(mg/日)150300








コデイン(mg/日)180









レペタン坐薬(mg/日)0.61.2










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tag : 緩和ケア 薬の比較 鎮痛薬 医療用麻薬

トラマール注のワンショット静注は痙攣誘発の危険性

メーカーのトラマールカプセルの勉強会でトラマール注の説明もあった。

持続などの静注は基本的に適応外ながら可能だが
ワンショット静注は痙攣誘発のおそれがあるため、
絶対やらないでくださいとのこと。

トラマールカプセルの最大用量が400mg(高齢者300mg)に制限されているのも、
痙攣の危険性が高まるかららしい。

トラマールの注射と経口は同じ力価で換算してもいいので
トラマール注100mg=トラマール経口100mg
でいい。

経口から換算していってもわかるが、
トラマール注はモルヒネ注の10倍の力価が必要で
トラマール注100mg=モルヒネ注10mg
と換算できる。

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悪性腫瘍による難治性嘔吐への対処例

終末期における難治性嘔気・嘔吐の原因に対する治療としては、
欧米ではメトクロプラミド(プリンペラン)や
ハロペリドール(セレネース)などを持続皮下注することが多いが、
静岡県立がんセンターの緩和ケアチームでは
ヒドロキシジン(アタラックスP)25~50mg/日と
メトクロプラミド20~40mg/日を併用し持続投与することで
良好な成績を得ている。

具体的には、ヒドロキシジン2A+メトクロプラミド4A(計10mL)を
小型シリンジポンプで0.2~0.4mL/時で持続静注または
持続皮下注としている。

上記で眠気が強い場合には、
クロルフェニラミン(クロール・トリメトン)10mg/日を
メインの1日持続点滴の中に混注することで有効なことがある。

また、さらに難治性の嘔気・嘔吐が続く場合には、
プロメタジン(ヒベルナ)とプロクロルペラジン(ノバミン)を混合し、
持続投与している。
具体的には、プロメタジン4A+プロクロルペラジン6A(計10mL)を
小型シリンジポンプで0.1~0.2mL/時で持続静注または持続皮下注としている。

このプロメタジンとプロクロルペラジンの組み合わせは、
抗癌剤による難治性の嘔気・嘔吐にも有効で、
当院では高用量シスプラチンなど
5-HT3受容体拮抗薬でも改善しにくい嘔気・嘔吐に対しても良好な成績を得ている。

中略

嘔吐中枢抑制薬
ジフェンヒドラミン・ジプロフィリン配合剤(トラベルミン)は
体動時の嘔気に対して有効であり皮下注、点滴静注でも使用可能なため
よく使用される薬剤の1つである。
スコポラミンは皮下注射剤しかないが、
.注射剤を舌下投与することも可能である。

相河明規,西久純,緩和ケアの薬物治療から最期の看取りまで-6:中枢性の嘔気・嘔吐治療薬,薬局,2009,Vol60,No9 72-77より引用 一部改変



投与法や他の薬物治療法は検索するとOPTIMというページにも掲載されていた。
http://gankanwa.jp/tools/step/condition/digestives/nausea/data.html#data01

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終末期がん患者の緩和ケア第2版

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価格:円(税込、送料込)

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プリンペラン(メトクロプラミド)の極量

プリンペランの注射は日本の添付文書上通常1日20mgまでになっているが、
1日3本投与でオーダーされたりして、
どんなもんかなぁと思っていたので米国の添付文書を見てみた。

米国ではReglanという名前らしい。

For the Prevention of Nausea and Vomiting
Associated with Emetogenic Cancer Chemotherapy


Intravenous infusions should be made slowly over a period of not less than 15 minutes,
30 minutes before beginning cancer chemotherapy and repeated every 2 hours for two doses,
then every 3 hours for three doses.

The initial two doses should be 2 mg/kg if highly emetogenic drugs such as cisplatin or dacarbazine
are used alone or in combination.
For less emetogenic regimens, 1 mg/kg per dose may be adequate.



英語が読めないのでよくわからんけど、

ダカルバジンとかシスプラチンのような催嘔吐性の強い薬剤を使う前の吐き気予防には
少なくとも15分かけて2mg/kgを化学療法の30分前に投与
2時間後に2mg/kgを再度投与

ということかな。
体重50kgだとしたら1回100mgを2時間の間に2回投与することになる。

米国にはそのためなのか50mg、150mgのバイアルがあるようだ。

がん化学療法に関して全く無知なので今でもこの方法が用いられているのかはわからないけど、
相当な大量だ。
ここまで使わないと5-HT3受容体拮抗作用が期待できないからかな。

ただし日本のプリンペランにはない適応例なので極端すぎるかもしれない。
他の適応を見てみると大体10mg~20mgと日本と変わらない用量である。

なんの結論も導き出せていないけど
一応1日3~4Aくらいまでなら短期的に投与しても大丈夫な気がしてきた。

12/9更新
癌疼痛に対する麻薬性鎮痛剤の処方 第9版
http://www.ne.jp/asahi/get/di/mano/gankanwa4.html
ここに

・(プリンペラン)
内服1回10~20 mg、毎食前と就寝前。
注射60~180 mg/日の持続皮下注か持続点滴静注。
末梢性(消化管)および中枢性(CTZ)の制吐作用がある。肝腫大、腹水、腹部腫瘍、癌性腹膜炎などによる胃内容停滞のときに有効である。高度の消化管閉塞の場合は疝痛を誘発する恐れがあるので注意する。

,緩和ケアマニュアル(ターミナルケアマニュアル第4版)(2001),,,89



とあるので1日量として6Aくらいまでは普通に使えるのかもしれない。
経験がないので10Aを超えた投与はあんまりしたくないな。


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