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生食注20mLの外見比較

富士フィルム(日新)の生食20mLと注射用水20mLが安いと卸さんから見積もりもらったら
本当に安く、今使っている生食より納入価で25%くらい安かった

生食は品質に大差ないだろうし
他の製品に変えても名前が変わらないから
採用変更しようと思えばしやすい。

ただ、川澄という会社の製品が生食の濃度不足で回収になったことはあった。
http://www.recall-plus.jp/info/14996

富士フィルムのやつは外見を見てみると
今使っているものとカラーリングが違うので
医療安全的な面を考えるとよろしくない。

規格が20mLしかないので500mLと色が変わると違うものと見てしまう可能性もある

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テーマ : 薬・医者・病院等
ジャンル : 心と身体

tag : ジェネリック医薬品薬の比較

鎮痛消炎剤(湿布薬)一覧と薬価比較(モーラスの代替え探し)2011/3/5更新

この記事は引っ越ししました。 https://bipop.net/medical/tape-compare

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tag : 薬の豆知識薬の比較

アルファロールとロカルトロールの違い

アルファカルシドール(アルファロール)は、
あらかじめ腎臓で一部活性化された形[1α(OH)D3]であり、
服用後に肝臓で水酸化されて完全な活性型になるため、
効き目はマイルドで長時間効果が持続する。
一方、完全に活性化された形のカルシトリオール(ロカルトロール)[1α,25(OH)2D3]は
作用時間が短いものの、効き目が強い

根来 早紀子,平田 純正(2010).活性型ビタミンD製剤にはどのような効果があるのですか?,平田 純正(編),CKDの治療と薬Q&A,じほう,pp98より引用 一部改変



力価などのことは旭川の薬剤師道場さんに載っていました。
http://chuopharm.dtiblog.com/blog-entry-503.html


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tag : 薬の豆知識薬の比較

ジゴキシンとラニラピッドの比較、換算

2010/12/7訂正 本文の内容と異なる情報がありましたので、
こちらを御覧ください。
http://www.pharmanote.org/modules/xpwiki/?%A5%E1%A5%C1%A5%EB%A5%B8%A5%B4%A5%AD%A5%B7%A5%F3%A4%C8%A5%B8%A5%B4%A5%AD%A5%B7%A5%F3%A4%CE%C5%F9%B2%C1%CD%D1%CE%CC%A4%CF%A1%A9

メーカーDI室の回答のようですので、
私のブログ記事より信頼性が高いです。

結局

メチルジゴキシン1mgとジゴキシン1.8mgが同等の効果と考えられる。
メチルジゴキン0.1mg1錠であればジゴキシン0.25mg0.7錠。

とのことです。




ジゴキシン(ジゴシン)とラニラピッド(メチルジゴキシン)の比較

 

一般名

吸収率

効果発現

作用最大時間

ジゴキシン

ジゴシン

ジゴキシン

70%

30~60分

3~6時間

ラニラピッド

メチルジゴキシン

100%

5~20分

1~2時間









ポケット医薬品集2008より比較表

ラニラピッドはジゴキシンより吸収が速やかで効果発現が早い。
吸収量もラニラピッドのほうが多い。

ラニラピッドの添付文書の記述

薬物動態
<日本人における成績>
(1) 血中濃度1)
健康成人男子4例にメチルジゴキシン及びジゴキシンとして
各0.25mgを単回経口投与後、各投与群における血中ジゴキシン濃度の推移を
radioimmunoassay法で測定した結果、
メチルジゴキシンの吸収は速やかで、
血中濃度はジゴキシン投与群の約2倍の高値を示した。



この記述よりラニラピッドをジゴキシンに切り替える際、
大雑把にラニラピッドはジゴキシンの2倍の濃度になると換算。
ラニラピッド0.1mg/dayであればジゴキシン0.2mg/dayと見なしている。<BR> ジゴキシン血中濃度のトラフ値は投与量に比例するということが
「よくわかるTDM」という本に、 書いてあった気がするので、比例計算で調節。 目標血中濃度は昨日書いたように0.5~0.8と低めに設定している。

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図解よくわかるTDM第2版
基礎から実践まで学べるlesson 125

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tag : 薬の要点

ビビアントとエビスタ

骨粗鬆症治療薬のSERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター)製剤の2剤目が、
もうすぐ発売されるらしい。

商品名はビビアント(viviant)、名前の響きが気に入った!
語呂がいいというか呼びやすい。
成分名はバゼドキシフェン

閉経後骨粗鬆症の薬についてまとめと少し比較。

ホルモン補充療法

エストロゲン製剤によるホルモン補充療法は、長い間、特に欧米では、
閉経後骨粗鬆症の第一選択の薬物治療法であった。
ホルモン補充療法は大腿骨頸部骨折と脊椎骨折を34%、
他の部位の骨折を23%有意に減少させることが証明され、
強力な骨折予防のエビデンスを有する薬剤となったが、
同時に乳癌と心血管系障害のリスクも増大することが分かり、
高齢期の骨折予防のための長期使用は推奨されなくなっている。

リッチボーン
http://www.richbone.com/medical/select/index.htm



確実な効果があるため、
昔は一般的に行われていたホルモン補充療法が
乳がんの原因になっていたことがわかったようだ。
内科開業医のお勉強日記
http://intmed.exblog.jp/7905758/

結局は骨粗鬆症改善よりリスクのほうが高いとみなされるようになった。
Minds 骨粗鬆症ガイドライン 06年
http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0046/1/0046_G0000129_0034.html

その他にも内科開業医のお勉強日記には
胆石、肺がん、卵巣がんなどの、有害事象リスク増加について書かれている

エビスタ(ラロキシフェン)

ガイドライン改訂時には我が国では未承認であったラロキシフェン製剤も
高レベルのエビデンスが豊富であり、メタアナリシスでは、
脊椎骨折において40%の有意な減少が示されている。
ただ、非脊椎骨折では有意でなかった。
本剤は、選択的エストロゲン受容体モジュレーターであるが、
エストロゲン製剤とは異なり、乳腺、子宮に対して拮抗作用を持つため、
エストロゲンと比較して安全性は高くなっている。

リッチボーン
http://www.richbone.com/medical/select/index.htm



エビスタは女性ホルモンのいいとこどりのような薬だと思っているが、
大きな違いは非脊椎骨折(大腿骨頚部骨折など)を
減らすエビデンスが弱いところがある。
Minds 骨粗鬆症ガイドライン 06年
http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0046/1/0046_G0000129_0040.html

そして女性ホルモン同様血栓症リスクはあるので卒中リスクが上昇する。
寝たきり高齢者には禁忌。
そもそも寝たきり高齢者に骨粗鬆症の薬を投与しても意味ないかもしれないけど・・・。

内科開業医のお勉強日記:骨粗しょう症薬エビスタは乳がんを減少させるが、致死的な卒中増加
http://intmed.exblog.jp/3945107/

そして抗癌剤のタモキシフェンに比べたら弱いが
乳がんを減少させる効果は確実にあるらしい。
日経メディカル:閉経後乳癌の予防効果はタモキシフェンがラロキシフェンより優れるが副作用はラロキシフェンの方が少なく【AACR2010】
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/search/cancer/news/201004/514951.html

ビビアント(バゼドキシフェン)

10,000名以上の女性が参加した海外第3相臨床試験において、
ビビアントは、脊椎の新規椎体骨折の発生率を
プラセボ群に比べ42%有意に低下させました。
加えて、事後解析の結果、高リスク集団においては、
非椎体骨折の発生率をプラセボに比べ50%、ラロキシフェンに比べ44%
それぞれ有意に低下させたことが認められました。

ファイザー:プレスリリース
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2010/2010_07_23.html



エビスタになかった非椎体骨折の予防効果がある薬剤と考えていいんだろうか。
ただ、「事後解析」で「高リスク」と限定しているところが気になるな。
EUで承認をとったもののFDAの承認が遅れていてまだ承認が取れていない。
静脈血栓リスクは依然注意が必要。

薬価は
エビスタ錠60mgとビビアント錠20mgともに132.2円で全く一緒。
一緒ならビビアントのほうがいいような気がするが、
今判断するのは早計か。

EUでは2009年4月に承認されている。

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